中国株投資をする際に一番困るのは何処から情報を取ればいいのかが分からない事が多いという事です。このあたりが外国株の難しい所ですよね。
日本株であれば一般的なテレビのニュースなどでも情報は入ってくるし、新聞やネットニュースなどでも企業の情報を入手する事が容易に出来ると思います。また、個人のブログやSNSでも日本株の話題を取り上げているところは多く、決算の内容も詳しく解説してくれているサイトやブログなどもあったりしますよね。
中国株に投資していること自体が少ないよね
投資家同士の情報交流も少ないですよね
投資家同士で、中国株に投資をする際にどういった本を読んでいるのか、どういったサイトで情報を収集していくのかを気軽に聞いたり確認したりする場が少ないんですよね。
なので今回は中国株に投資する際に参考となる本やサイトをご紹介してきたいと思います。
中国株に投資をする際に参考となる本
中国株に投資する際に、どんな本を読んで・どんな本を参考にすればいいいのだろうか?
中国経済や中国株の本を読んでいる人なんて周りにいないわ
ですよね。なので、私がご紹介していきますね。
私がお勧めする中国株投資に必須の投資本やお勧めの本をご紹介していますね。
中国株二季報
この本は、中国株に投資をするのであれば必須の書籍です。
中国株版の会社四季報だと思ってもらえばいいです。中国株の場合は、年に2回の発行なので二季報となっています。中国株の最近の業績や企業動向、業界の現状などの情報が載っている本です。香港市場の株だけでなく、上海市場や深セン市場の代表的な銘柄なども掲載されており、あらゆる中国株の最新情報が掲載されています。
中国株に投資をするのであれば、年2回の最新版が販売されるたびに購入して最新情報を取り入れるのがベストです。
清華大生が見た 最先端社会、中国のリアル
中国の東大と言われている中国最高峰の大学である清華大学。世界大学ランキングでも世界第16位となっており、東大の35位よりも上位に位置しており世界レベルでも最高峰に位置する清華大学。習近平氏などの多くの共産党幹部を輩出しており、技術系分野ではマサチューセッツ工科大学(MIT)と並ぶ大学として知られている。
東京で生まれ・両親の仕事の都合で5歳で北京に移住した筆者が、中国最高学歴である清華大学を卒業して感じた中国の現状を書いている中国のデジタル社会の現状が分かる書籍。世界をリードする数々のデジタル企業を生み出してきた中国。このようなデジタル企業が次々と生み出されていく要因を解説し、2020年代の中国のデジタル社会・教育・文化などの中国のリアルな現状を紹介しています。
日本にいては分からない今の中国のデジタル社会の現状を知るには良い書籍です。
世界を戦慄させるチャイノベーション
経済大国・デジタル大国であるアメリカを脅かす存在となった今の中国。激しく発展する中国で、急速に成長してきた中国IT企業であるアリババやテンセントなどは、今では世界レベルの巨大企業に成長しており、アマゾンやグーグル、マイクロソフトに匹敵するほどの巨大企業となっています。
今や中国発の技術革新「チャイノベーション」が世界を震撼させています。そんな中国を警戒した米国政府は、国家をあげて中国を警戒しており、次世代通信規格である5Gの通信機器で世界最大のシェアを誇っている中国の通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)の製品を調達しないように同盟国に働きかけたりと中国企業に対する圧力を強めています。
中国での豊富な現地取材を基に書き上げられており、注目を集める新興テクノロジー企業の素顔と国家戦略を解説しています。中国のテクノロジーとそれを恐れる米国の現状が理解できる本書は中国IT企業への投資をする際の参考になる書籍です。
「中国製造2025」の衝撃
「中国製造2025」とは、中国最高指導者の習近平氏が発表した中国の国家戦略のロードマップであり、2049年(中国建国100周年)までに製造大国の地位を固め「製造強国のトップ」となるという中国の将来像を具体的に世界に示したものです。特に、デジタル社会の根幹を担う半導体の製造に意欲を示していました。
従来の中国の姿である量で圧倒する「製造大国」から、テクノロジーに裏打ちされた質で勝負する「製造強国」へと転換していく事を目的とした国家戦略について、中国の現状と将来的な見通しを描いた書籍。
米国がなぜ中国を恐れるのか、そしてなぜ中国企業に規制をかけて圧力を強めるのかを理解するのに良い書籍です。
中国株投資の情報収集の為に参考になるサイト
中国株に投資をする際に、どんなサイトで情報を集めていけばいいのだろうか?
中国株の情報サイトなんて知らないよ
中国株自体がマニアックなので、あまり知名度が高くないですよね
中国株に投資をする際に、基本的に確認するサイトや、通常の経済情報などを確認する際に利用するサイトなどもご紹介しながら中国株に投資する際に参考になるサイトをみていきたいと思います。
二季報WEB
中国株の必需品である「中国株二季報」を発行している企業が運営している中国株情報サイト。中国企業の決算情報や日々のニュース、中国企業・中国業界レポート、中国株相場ランキングなどを見る事が出来ます。
全ての情報を閲覧するには有料会員(月々3,300円)になる必要があるのですが、ニュースの一部や中国株相場ランキング、決算速報、決算スケジュールなどは会員登録不要で無料でも見れるので、こちらのサイトで中国株の様々な情報を確認する事が出来ます。
36Kr Japan
日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。中国最大のベンチャーITメディアの日本語版。日経新聞も出資を行っており、36Kr Japanの記事を日経新聞に掲載するぐらいに情報の信頼度は高い。
ハイテク産業、IT業界、AI業界、スタートアップ業界などの最先端の企業情報を詳しく報道しているため、中国の最先端のテック系の情報を収集する事が出来る優秀なサイト。
YAHOO!ファイナンス香港版(YAHOO!財経)
YAHOO!ファイナンスの香港版。情報は豊富で、レポートなども数多くあるが、香港のサイトなので中国語で表記されている。その為、翻訳サイト・翻訳アプリで翻訳を掛けるなどの手間がいるが、情報を集めるという意味においては非常に優れたサイトである。
証券コードナンバーで検索を掛けると、各企業の情報等が掲載されているページを見る事ができ、アナリストの見通し(次期ガイダンス)なども確認できるので、慣れるまで時間が掛かるが慣れると使い勝手がよいサイトであるとも言える。
YAHOO!ファイナンス米国版(YAHOO!Finance)
YAHOO!ファイナンスの米国版。中国株の中には米国市場にADR(米国預託証券)として上場している銘柄もあるので(百度やテンセント・ミュージック、ピンデォデォなど)、そういった米国ADRについては米国のYAHOO!ファイナンスで確認すると良い。
ただし、香港版と同じように米国版も現地のサイトのなので英語で記載されてるので、翻訳サイトや翻訳アプリで翻訳を掛ける必要がある。
トウシル(中国銘柄レポートのページ)
楽天証券が運用している投資情報サイトの「トウシル」。こちらのサイトの中国銘柄レポートのページでは、様々な企業の最近の情報を伝えながら各企業のレポートを作成して掲示している。
大型企業だけでなく、小型株なども時折掲載しているので、情報が少ない小型株の決算内容と共に企業分析も行ってくれているのは有難い存在である。中国株に投資をするのであれば定期的に目を通しておきたいサイト。
JETRO(ジェトロ:日本貿易振興機構)
日本貿易振興機構(JETRO)の中国の情報が掲載されているページ。中国の広範囲なマクロ経済の状況を確認する事が出来る。細かな基本的な貿易情報なども記載されているが、「ニュース・レポート」の欄には各種様々な中国に関する貿易や経済のニュースや地域分析レポート、調査レポートを見る事が出来る。
特にレポートに関しては、詳細に数字やグラフ等を用いて解説されており、中国経済全体を確認するのに役立つサイト。中国のマクロ経済の現状を認識するために定期的に訪問してチェックしておくとよい。
まとめ
中国株に投資する際に役に立つ書籍やサイトについての情報を皆さんにお伝えしてみました。
ここでご紹介した本を読んで、ここでご紹介したサイトをみていると、中国経済や中国株にも少しずつ詳しくなってくると思います。
中国株に役立ちそうなので、今度みてみよう
少しずつ色々なサイトを確認していけば良いと思いますよ
中国株に投資をするのであれば、特に「中国株二季報」の書籍は必需品だと思いますので、これは欠かさずに購入されたほうがよいと思います。自分が投資をしている企業だけでなく、ライバル企業の業績や動向を確認するのにも便利です。
香港市場の中国株や、中国本土の上海A株、深センA株なども掲載されており、中国企業の情報の宝庫です。中国株で話題になっている業界の勢力図が分かる業界マップや中国株アナリストによる中国株レポートなど情報が盛り沢山掲載されています。常に最新版を揃えておく事をお勧めいたします。
この記事では、中国株の関する情報収集についてを書いていましたので中国株の情報に役立つ書籍やサイトをご紹介させていただきましたが、他にも一般的な世界情勢が分かるサイトや本を読んでいく事も大切だと思います。
一般的な経済情報の収集として、日経新聞のサイトやブルームバーグ、ロイターのサイトなどで世界全般の経済ニュース・政治ニュースなども時折確認しておくとよいのではないかと思います。
コメント