テンセントのゲーム規制による大暴落

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投資をしている中で、自信を持っていた企業は長期投資をしています。そんな自信を持っていた企業でも予想外の出来事が起きて株価が大きく下がると動揺してしまうものです。

長期投資で大切な事は、「経済的な掘」を持っている企業を買うという事です。世界的に有名な投資家であるウォーレン・バフェット氏が、「他社が容易にマネする事の出来ない参入障壁がある企業に投資をする事」が投資する企業を見極めるうえで大切な事だと述べています。

強いブランド力を持っていたり、ネットワーク効果を確保していたり、スイッチングコストが高かったり、コストの優位性を持っていたり、他社の追従を許さない大きな強みを持っている企業に投資をする事が大切です。

経済的な堀を持つ企業って、どんな企業があるのだろう?

経済的な堀を持つ企業としては、コカ・コーラ社が有名だよね。

中国株で経済的な掘を持つ企業として有名な企業は、テンセントという企業です。

今回は、このテンセントという企業での中国株投資の失敗談をお伝えしようと思います。

目次

中国を代表する企業であるテンセント

投資の天才と言われているウォーレン・バフェット氏も「経済的な掘」を持つ企業に投資をするべきであり、そういった企業に投資をすれば長期間保有しているだけで投資資産はしっかりと増えていくと話しているように、「経済的な掘」を持つ企業に投資をする事は重要です。

中国株で「経済的な掘」を持つ企業はいくつかありますが、代表的な企業の1つがテンセントという企業です。

中国のゲーム事業とSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)の最大手であり、日本で言えばLINE(ライン)の中国版を運営している企業です。

日本でも友人や知り合いとやり取りするのにLINEが必需品であり、ほとんどの日本人がLINEでコミュニケーションのやり取りをしているように、中国では誰もが「微信」というアプリでやり取りしており、中国の国民のほとんどが利用しているSNSアプリとなります。その利用者は13億人にもなるのだから巨大な市場をテンセントが支配している事になります。

13億人が使っているSNSって凄いよね

国民のほぼ全てが利用している事になりますね

そして、もう一つテンセントの重要な事業の柱がゲーム事業です。テンセントは世界最大のゲーム企業なのです。

今は色々な事業が育ってきているのでゲーム事業の売上はテンセント全体の売上の30%ぐらいですが、以前まではテンセントの売上の50%ぐらいを占める重要な部門がゲーム事業でした。なので、テンセントにとってゲーム事業は主力事業なのです。

自社で全てのゲームを開発しているという訳ではなく、世界中のあらゆるゲーム企業に出資をして、影ながらテンセントが支配していたり、支援していたりする企業が沢山あります。テンセントが関わっている企業が出しているゲームの名前を挙げると、世界的に有名なゲームがいくつもあります。

  • PUBG
  • 王者栄耀
  • フォートナイト
  • ポケモンユナイト
  • リーグ・オブ・レジェンド
  • クラッシュ・オブ・クラウン

この中に実際にプレーしたことがあるゲームがある人は、たくさんいるのではないかと思います。フォートナイトなどはゲームをするだけでなく、ゲーム内で実際のミュージシャンがコンサートを開催してたりしており、メタバース(仮想空間)として機能しているものもありますね。

テンセントは、中国を代表する巨大な複合IT企業とも言えるのです。

ゲーム事業への規制

ゲーム事業において世界レベルで巨大な企業であるテンセントに、突然思わぬ問題が発生します。

それが、中国政府によるゲーム規制です。

2018年に発生した中国政府による突然のゲーム規制は、ゲーム事業が主力のテンセントに大きな試練を与えます。当時の中国では未成年のゲーム中毒が社会問題化しており、ゲームに夢中になる若者への警鐘を鳴らす新聞記事なども世間をにぎわしていました。

昔であればゲーム機を購入してゲームをするような形でしたが、現代ではスマホがあれば無料でゲームをダウンロードする事が出来て、そこから課金によってお金を落としていく形が主流となっています。

子供であっても中学生や高校生ぐらいになればほとんどの生徒がスマホを持っている今の時代では、ゲーム機を持っていなくてもスマホさえあれば誰でもゲームが出来る状況になっています。そして、毎日触るスマホにゲームをダウンロードする事でゲームに熱中する子供達が増え、中には沢山のお金を課金してしまう子供までいました。

そんな中で、中国政府は対応に乗り出す事になり、突然新作ゲームの承認を一切しないという強固な姿勢を打ち出す事になります。中国においては、中国当局の承認がなければゲームの販売が出来ないのです。これにより、中国の全てのゲーム企業は新作ゲームの発表・販売が出来なくなる事態になりました。

ゲーム業界は、新作ゲームを矢継ぎ早に出す事で収益を上げていきます。以前に出したゲームは時間の経過と共に徐々にプレイヤーに飽きられていくため、新しいゲームを出す事で次なる収益を確保するようになっているのです。そんな大事な収益の柱である新作ゲームの販売が出来なくなるという事でテンセントの株価は大きく下落する様になっていったのです。

1月の株価は474.6香港ドルでしたが、ゲーム規制の影響により大きく下落をしており、10月には252.2香港ドルとなっており、実に47%も下落をするという大暴落をしてしまったのです。

当時の私はテンセントに集中投資をしている状態となっており、投資資産の多くがテンセントとなっていました。そんな中でおこった大暴落に慌てふためいてしまいました。

テンセントを売却

大きく下がっていくテンセントに怖れをなした私は、テンセントが大きく下っている最中に売り払う事を決意します。ゲーム規制の影響が何処まで続くのか分からず、とりあえず利益確定をして現状から逃げるという選択肢を取りました。

2回に分けて売却する事をしており、1回目は365香港ドルで、2回目は326香港ドルで売却しました。

その後のテンセントの株価の動きは、更に下がっていっており、結局は252香港ドルまで下がっていったので、365香港ドルと326香港ドルで売った私は、大きく下落しているタイミングで売却しているとはいえ、まだマシな価格で売却した感じでした。

売った後も更に下がっているから売って良かったんじゃないかな

あの時はそう思ったのですが、その後の結果をみるとまた違った感じになるんだよね。

さて、大きく下がったテンセントですが、中国政府が発動したゲーム規制はその後もずっと続いていったわけではなく、1年ほど経つと中国政府は態度を軟化して新作ゲームの承認を少しずつ開始し始めたのです。

当初は業界最大手のテンセントのゲームは含まれておらず、中小企業のゲーム会社が開発したゲームのみの承認だったのですが、次第に大手企業のゲームも承認されはじめて、ついにテンセントの新作ゲームも承認されて販売が出来るようになりました。

こうなると、当然ながら株価は徐々に戻っていく事になります。そうして、ついには元の高値を更新していくぐらいの順調な回復を見せるのでした。

数年経つと、株価は私が売却した時点よりも2倍以上に上昇している事になっていました。

売らなくてもよかったね

(^_^;) 結果的にはそうなりますね

まとめ

投資をしていると、突然予期せぬ事態が起こり株価が大きく下落する時があります。

保有している銘柄が大きく下がると誰もが慌てふためき、狼狽する事も多いのではないでしょうか?

そんな時でも「経済的な掘」を持ち、市場を独占していたり、強い支配力・強いブランド力を持った企業であれば、大きな動揺が襲ったとしても、時間の経過と共に持ち直してきます。

大切な事は、そういった「経済的な掘」を持っている企業に投資をしていき、時に不安定な時期があったとしても、長期投資を続けていく事で荒波を乗り越えていけば、投資した時に期待した以上の果実を与えてくれます。

順風満帆に右肩上がりに成長する株は少ないです。大なり小なり浮き沈みがありながら長期的には上昇している事が多いです。

強いブランド力や支配力などがあるような「経済的な堀」を持つ企業に投資をしたのであれば、多少の株価の変動などは気にせずに、しっかりと長期投資を続けていく事が大切です。

   

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