中国株銘柄紹介(消費銘柄)

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中国は広大な国土と豊富な人口を有している巨大国家です。あらゆるものが規格外に大きく、規模もスケールも他の国と比べると非常に大きくなります。

国内に豊富な人口を有しているため、自国内の販売量だけでも膨大な数量となり、売上も桁違いに大きくなります。中国の場合は、国際的には知名度の低い無名の中国国内ローカル企業であったとしても、国際的な企業と比べると売上規模も利益規模も肩を並べるぐらいの企業があります。

中国の食品ブランドとは聞いたことがないよ

私達が知らないだけで、日本企業よりも大きな企業が沢山あるよ

各商品ごとに中国において絶対的な知名度を誇る商品を持っている企業があります。そのような企業は、中国の人々の生活に溶け込み、なじみ深い商品として愛され続けています。そして、圧倒的な人口を背景に売上を伸ばし続けて企業規模を拡大しています。

近年では、中国以外の海外へと進出している企業もあり、世界的な知名度向上を図っている企業も見受けられます。

そんな中国における消費銘柄の代表的な企業をご紹介してきたいと思います。

目次

康師傅(カンシーフー)

中国人なら誰もが知っている康師傅。康師傅ブランドとしてインスタント麺や飲料、お菓子などの販売をしています。ブランドの知名度は抜群であり、食品ブランドでも上位の知名度です。日本の企業で例えると、日清食品(インスタント麺)とサントリー(茶飲料)を合わせたような企業です。

カップラーメンや即席麺などのインスタント麺の市場においてシェアが48%と過半数を占めるほどのシェアを有しており、茶飲料市場でも47%のシェアを占めるなどの圧倒的なブランド力・商品力を有しています。

康師傅は香港市場に上場している中国株ですが、親会社は台湾企業であり康師傅も台湾企業になります。そして、日本のサンヨー食品が33%の株式を持っているなど日本とも関係が深い企業でもあります。

中国蒙牛乳業(チャイナ・モンニュウ・デイリー)

中国で消費量ナンバーワンの牛乳メーカーです。牛乳や乳飲料、アイスクリーム、ヨーグルトなどを製造・販売している。蒙牛ブランドは、強豪他社の伊利と並んで中国人であれば誰でも知っている乳製品メーカー。

近年は、IT化・DX化を進めており、牧場の管理をネットワーク化しており一頭一頭にセンサーなどを取り付けて、体調管理やエサの量、牛乳産出量などを管理して効率化を進めている。

サッカーワールドカップ2022年ドバイ大会では、メインスポンサーに名乗りをあげており、試合会場には大きく蒙牛乳業の看板があちらこちらに掲げられており、国際的な知名度向上を図っていました。

恒安国際集団(ハイアン・インターナショナル)

中国で衛生用品(サニタリー製品)を扱う大手企業。ティッシュペーパー、生理用ナプキン、紙オムツなどを製造・販売している。ティッシュペーパーの「心相印」ブランドは中国の家庭用品で最も信頼できるブランドの1つとして知られている。中国版のP&Gみたいな感じです。

紙オムツの「安児楽」ブランドは中国でも有名な紙オムツブランドの1つであり、一人っ子政策が解除された中国において子供の増加と共に需要が拡大されていく商品でもあります。

福建省や浙江省、江西省などに生産工場を持ち、中国全土に出荷しています。

貴州茅台酒

中国を代表する食品飲料メーカー。白酒(パイチュウ)を代表する高級酒「茅台酒」を製造・販売している。中国では国賓に提供される国を代表するお酒として有名である。ウイスキー、ブランデーと並んでマオタイ(茅台酒)は世界の3大蒸留酒である。

茅台酒といえば、貴州茅台酒というぐらいのブランド力・知名度の高さがある。高級価格帯で勝負しており、高級ブランドとして有名である。中国では酒席での交流がビジネス上でも重要視される風潮があり、贈答品としても価値のある茅台酒の高級ブランドは利用価値が高い。

貴州茅台酒は、蒸留所の設立が1627年であり約400年の歴史がある由緒正しき老舗企業。1915年のサンフランシスコ万国博覧会では金賞を受賞するなど海外での評価も高いです。貴州茅台酒は手間暇がかかるお酒で製造してから出荷するまで5年かかるため付加価値も高く、1瓶6万円~10万円ぐらいします。

農夫山泉(ノンフー・スプリング)

中国最大のボトルウォーター企業。ミネラルウォーターの製造・販売、茶飲料・ジュースの製造・販売などを手掛けている。中国の飲料水市場においてシェア20%を占めており、10年連続でミネラルウォーター市場の売上ナンバーワンを維持している。

浙江省千島湖や湖北省丹江口市などの水源の良い場所をいち早く抑えており品質の良さをアピール出来ている。また新しく販売している「樹葉無糖茶」シリーズは当初は美味しくない飲み物として話題になったが、逆に不味い事が健康に良いという逆転の発想が定着して売上を伸ばしている。

2020年の上場の際には、国際的な競争に参加できる企業を目標としており中国のコカ・コーラを目指すと宣言している。

まとめ

日本に住んでいると中国の食品メーカーや日常品メーカーなどは聞かない名前の企業が多いと思います。イメージ的にも中国の食品などは「安くて品質が悪い」というイメージを持っている人が多いのではないかと思います。

しかしながら、近年では中国の企業も近代化されてきており、食品メーカーなども最新設備を導入してIT技術を駆使した生産体制を整えている企業が増えてきています。日本よりも数段進んだ設備を整えている企業も多くなってきました。

高品質な商品を作り出す企業も増えており、中国企業といえども「安かろう・悪かろう」という企業は時代と共に淘汰されつつあります。そして、巨大な中国という商圏の中だけに留まることなく、世界へと羽ばたいていこうとしている企業も多く見受けられます。

豊富な資金力をバックに世界中に宣伝を打っていき、世界進出の足掛かりとしていく企業もある事から、いずれは中国の商品メーカーや日常品メーカーの中からグローバルスタンダードな企業が生まれていくのかもしれませんね。

  

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