中国推薦株
(平成17年10月作成)


中国株は、香港市場で購入できるH株やレッドチップ、ハンセン株のほかにも中国本土市場で購入できる上海B株や深センB株など、色んな銘柄があります。その中で、「よしぞう」が一番自信を持っているのがハンセン(その他)に分類される「康師傅(0322)」です。

「康師傅(カンシーフ)」は、台湾系の企業で、中国食品大手の会社です。即席めん・飲料・クラッカー・ビスケット・などを扱っています。即席めんが主力で売上や利益の半分を占めています。その即席めんは、中国でシェア30%を誇るトップブランドです。分かりやすく言うと中国版日清食品という感じです。そして、飲料部門では、茶飲料(紅茶やお茶)が中国トップのシェア45%、濃縮還元ジュースは業界2位のシェア20%、クラッカー・ビスケットはシェア22%です。即席めんも茶飲料もビスケットもすべて同じロゴマークを使っており、一目で康師傅ブランドだと分かるようになっており、中国の食品メーカーにおいては誰もが知っている有名ブランドとなっています。

実際に、よしぞうも上海に2005年に2回ほど旅行に行き、現地のスーパーやコンビニを訪れて康師傅の店舗内陳列状況を観察してきました。やはり、インスタント麺の市場はしっかりと押さえているようです。日本の日清食品ぐらいの感じで考えていただければいいと思います。コンビニでもスーパーでもどこでも置いてあったし、陳列棚の30%以上は置いてあったと思います。(実際のシェアは30%のトップブランドです)。茶飲料に関しては、紅茶などは康師傅の商品以外には、あとA社(名前忘れた)の商品しか見かけず、康師傅とA社が独占しているのか?と思えるぐらいでした。ビスケットなどは、スーパーには必ず置いてありましたし、コンビニでも取り扱っている店舗もありました。

このように、上海で康師傅の店舗での陳列状況を見てきたのですが、やはいブランド力はなかなかのものだと思います。カップラーメンに関しては、お店によっては半分ぐらいが康師傅の商品だったお店もありました。特にコンビニでもきちんと康師傅の商品が置いてあるのが見逃せないポイントだったと思います。

中国のコンビニは、日本のコンビニよりも狭く、日本の4分の1ぐらいの大きさしかありません。なので、置かれる商品が限られています。その限られたスペースでもきっちりと康師傅の商品が置いてあるのがミソです。

WTOの加入により、外資系の小売企業の出店が今年から解禁になっています。以前は、合弁会社でないと出店できないし、出店できる地域が限定されていたりしていました。今年から直接出資が可能になった為(もちろん、当局の許可が必要ですが)、以前より出店ペースが上がってきています。コンビニでは、ローソンが中国で初めてフランチャイズ展開の許可を取得し、積極的に出店していく予定です。

今後、コンビニが増えていけば、必然的に康師傅の販売量は黙っていても増えていきます。日本でも日清のラーメンを置いていない小売店なんてありえないのと同じように、康師傅の商品を置いていない小売店なんてありえないのです。いくらコンビニの出店が今後拡大していっても、中国のコンビニは日本の4分の1ほどの広さしかありません。なので、店舗に並ぶ商品の品揃えは限られてきます。それでも商品が置かれるほどのブランド力がなければ、いくら店舗が増えても意味がありません。しかし、康師傅はそれだけのブランド力があると感じられるほど、どのお店にもきちんと康師傅の商品は置いてありました。

そして、ラーメンだけでなく、ビスケットもコンビニには置いてありましたし、お茶も置いてありました。ビスケットなどはすべてのコンビニに必ず置いてあった訳ではないのですが、ビスケットなどがコンビニに順調に置いてもらう事が出来れば、シェアも今まで以上にもっと上がってくると思います。

また、2005年7月からは、日本のカゴメ株式会社・伊藤忠商事と合弁会社を作り、「可果美(カゴメ)」ブランドで野菜ジュースや乳酸菌飲料の生産・販売を開始したり、亀田製菓株式会社との合弁会社を立ち上げ、亀田製菓の技術力の提供を受け、米菓子製品の製造と販売を行ったりして、従来の商品構成以外からの収益増も図っています。

今後も、小売業界は本土系・外資系の熾烈な店舗拡大競争が行われます。今年になって外資系に直接出資が解禁され、出店制限が撤廃されたので、今後徐々に各小売企業の出店ペースが上がっていきます。そして、店舗が増えれば増えるほどブランド力の強い康師傅の業績は自然と上がっていきます。将来的に、中国食品市場において大きな影響力を持つ企業に成長していくと思います。





トップ アイコン
中国株に挑戦
トップページヘもどる