底値での売却


よしぞうが保有していた銘柄に、中国国際コンテナ」という企業がありました。香港市場の銘柄ではなく、中国本土の深セン市場のB株なので、購入できる証券会社が限られています。内藤証券と東洋証券とアイザワ証券の3社だけになります。

「中国国際コンテナ」は、各種コンテナを製造している企業で、コンテナの世界シェアは50%を占める業界No1メーカーです。世界的な海運業界の好況を受け、売上は年々増加していき、株価も順調に上昇する優良企業でした。あまりの業績の拡大ぶりに粉飾決算では?という噂がながれるほどの好業績でした。株価も右肩上がりで、ドンドン上昇していました。

ところが、海運業界の好況がややかげりが見え始め、株価は急落し始めます。14香港ドルあったは、ジリジリ下がり始めます。10香港ドルを切り、そして7香港ドル台に突入しました。あまりにも下がった株価をみて、よしぞうは、ここを購入することを決めました。

海運業界の好況はやや落ち着きましたが、不況というわけではなく、中国の各港のコンテナ取扱量は毎月増加している状態でした。また、各国の海運業者は船舶の増加を図っており、船舶の建設は2年後まで予定が一杯の状態でした。なので、ここの業績もしばらくは大丈夫だろうと思ったのです。あまりにも株価が安いと思った7香港ドルで購入しました。

その後、売られすぎだと言うことで、株価も上昇。8香港ドル半ばまで株価も戻ってきました。ここで、よしぞうは押し目買い。この企業の成長性にかけてみました。この後も、株価は順調に上昇し、9香港ドル半ばまで上昇することになりました。

ところが上海にある生産拠点が、政府の政策により、強制的に売却する事になりました。これにより、売上が落ちる事になる事から、株価が下がっていく事になります・・・。生産量の減少が業績の悪化を招くという予測から、9香港ドル台だった株価がジリジリと下がっていき、7香港ドル台にまで株価が戻ってしまいました。

この時点では、まだそのうち上がるだろうから大丈夫だと思っていたのですが、その後悪材料が続いて報道されていきます。海運業界の業績悪化、コンテナ価格の下落・・・そして、株価はドンドン下がっていき、ついに6香港ドル台に突入してしました。こうなってくると、小心者のよしぞうは、心配でたまらなくなります。「この企業で大丈夫なんだろうか・・・?」

中国国際コンテナの業績は大丈夫だと思っていたのですが、相次ぐ悪材料による株価の下落によって、よしぞうの心は不安で一杯でした。そんなよしぞうに最大のダメージを与えたのが、コンテナ業界によるコンテナ生産の調整でした。相次ぐ過剰生産で、コンテナの在庫がかなり余っている状態を引き起こしており、これを業界全体で解消する為に、1〜2ヶ月ほど生産を止めて、過剰生産を減少させるという事でした。これにより、株価はさらに減少していき、ついに5香港ドル台に突入してしまいました。

よしぞうは、ここで我慢の限界がきてしました。小心者のよしぞうにとっては、耐えられませんでした。なので売却してしまったのですが、これが株価の底だったのです。業界最大手である中国国際コンテナの業績は、それほど悪化せず、よしぞうの予想通り順調に業績を伸ばしていたのでした。相次ぐ悪材料によってかなり株価が下がったのですが、結局業績自体に問題はなく、その後グングンと上昇していったのでした・・・。「あ〜、もっと自分を信用していれば・・・。」と思っても後の祭りです。

時に、株価は業績に関係なく、市場の状態や業界周辺の悪材料によって株価が下がる事がありますが、その企業自体の業績が順調で問題がなければ、その後きちんと上昇していきます。しかし、自分の保有している株価が下がっていくと、自分の分析にも自信がなくなってしまいます。きっちりと企業分析をしており、自信を持って購入していれば、少々の株価の下落にもしっかりと耐える心をもつ事が出来ます。

・・・こういった経験をしておきながらも、その後何度か同じ失敗を犯しているよしぞうです(笑)



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