旧・中国王道銘柄
(平成17年7月作成)


中国株を始めるにあたって、どこの企業の株を買えばいいのか?実際に、それが分っていれば、皆大儲けできます(笑)。正解なんて誰にもわかりません。一般的には、インフラ関係の株を持っていれば、堅いのではと言われいます。大きく株価が上がるということはないかもしれませんが、中国経済が成長すれば、その恩恵を自然に受けることとなります。地道に株価が上がっていくのと、インフラ関係の企業は、配当もそれなりに出る企業が多いので、安定して運用することが出来ます。

その中でも王道と言われているのが「ペトロチャイナ(0857)」です。中国でも有数の巨大企業で、石油・天然ガスの探査・開発・採掘、精製・販売など、中国の石油関連市場に大きな影響力を持ちます。ここが王道だといわれているのは、H株銘柄で最大の時価総額であり、純利益も中国最大の金額であり、中国経済の発展にとって重要な石油や天然ガスを手がけている事などが関係しています。

日本で最大の企業であるトヨタ自動車の2004年の純利益は1兆円でした。これは連結決算です。トヨタ単体ではなく、関連企業も合わせた純利益です。一方、ペトロチャイナは1社のみで純利益1.4兆円もあるのです。今やアジアで最大の規模を誇る利益を上げる企業となっています。

H株最大の時価総額である為、またアジアでも有数の巨大企業である為、国内外の投資ファンドや機関投資家がこの銘柄を組み込む可能性が非常に高くなります。ポートフォリオを組む場合、一般的には安定した銘柄を組み込んでいきます。その場合、中国でも有数の巨大企業で、時価総額もH株で最大、純利益も中国企業でNo1のこの企業は必然的にポートフォリオに組み込まれることになっていきます。個人投資家だけでなく、機関投資家などが株を保有することによって、短期に売買される率が低くなり、株価の安定に繋がっていきます。もちろん、機関投資家も長期保有と言う訳ではないので、いずれ売却しますが個人投資家ほど頻繁に短期売買を繰り返しません。

また、中国経済の発展にとって重要な石油や天然ガスを取り扱っています。油田や天然ガスの採掘や開発では国内最大手です。経済が発展していく為に、石油は欠かせない天然資源です。今や生活のあらゆるものが石油から作られており、人々は石油がなければ生きていけません。経済が発展し、人々の生活が豊かになればなるほど、石油製品は増えていきます。中国の人口は13億人です。経済成長によって、生活水準が向上するとその石油の消費量は半端ではありません。その中国の石油関連を押さえているペトロチャイナは中国の経済成長と共に成長していきます。そして、中国の成長に欠かせない石油資源を確保する為に、中国政府も当然ペトロチャイナを後押ししていくはずです。ペトロチャイナの成長は、まさに中国経済の成長そのものと言っても過言ではありません。また、天然ガスも今後の石油資源に代わるクリーンな次世代資源として注目されており、この2つを取り扱っているペトロチャイナは中国経済が成長する限り、同様に成長していきます。

ペトロチャイナの強みは、その独自の資源開発にあります。従来の石油資源は中東に集中しており、すでに欧米メジャー(シェルやロイヤルダッチなど)がほどんどの利権を押さえてしまっています。これに対して、ペトロチャイナは、欧米メジャーがまだ力を入れていないスーダンやカザフスタンなどの地域に先行投資し、自社の影響力を強めています。中国本土でも石油は生産されていますが、それでは中国市場の需要には全然足りないので、これらの地域で安定した生産が出来れば、さらなる発展が見込めます。

そして、これらの海外資源買収を後押しするのが人民元の切り上げです。すでに2005年7月に人民元は2%切り上がりました。しかし、アメリカなどは人民元の切り上げは不十分で、あと20%は切り上がらないと適正な水準ではないとさらなる圧力を強めています。急には切り上がってはいきませんが、やはり世界各国の圧力には勝てず、徐々にきり上がっていくというのが一般的な見方です。そして、人民元が切り上がるとその分、ペトロチャイナは今の水準よりも安い価格で資源を買収することが出来ます。

ペトロチャイナは、ウォーレン・バフェット氏が大株主になった事でも有名になった企業です。バフェット氏は、アメリカの有名な投資家で、ビル・ゲイツ(マイクロソフト社長)に次、世界第2位の大富豪です。そして、バフェット氏の凄いところは、資産の大部分を投資で稼いだということです。早くからコカ・コーラやディズニーやNYタイムズなどに目をつけ、長期投資によって莫大な資産を築きあげた天才投資家です。株をやる誰もが手本とするその投資のプロが選んだ企業が「ペトロチャイナ」です。現在、ペトロチャイナの流通株の10%、発行株数全体の1%を所有する第3位の株主です。(注:2007年10月にバフェット氏はペトロチャイナの保有株式を全株処分しております)

株価も年々順調に上昇していっています。株価が上昇している局面では、どの時点で買うのかが難しいところですが、何かの要因で一時的に株価が下がった時などに購入していけばいいのではないでしょうか。また、原油高が続けば続くほど収益も上がっていくので、原油高の高騰が続くようならば、一番美味しい銘柄になっていきます。

長期的に保有するのであれば、「ペトロチャイナ」が一番株価が安定している可能性が高いと思われます。中国株を始めるのならば、まず購入しておきたい銘柄だと思います。



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