新・中国王道銘柄
(平成22年1月作成)


年月が過ぎると共に中国株の現状も変化していきました。王道株だと思っていた株も、時代遅れになってきているものもあります。よしぞうが中国株を始めた頃には大型銘柄なども限られたものしかなかったのですが、今では沢山の大型銘柄が上場しています。そこで、新しく上場した銘柄も加えながら中国株の新たな王道銘柄を紹介したいと思います。

中国経済・中国株において新たな王道銘柄とは金融銘柄になります。以前は銀行銘柄などは上場していなかったのですが、相次ぐIPO(新規公開)により、中国を代表するメガバンクも上場しています。上場している銀行の数も増え、我々の投資先の選択肢も豊かになりました。

中国のみならず、どの国においても銀行は経済に欠かせない重要な業界です。経済の血管とも呼ばれ、銀行の融資を通して市場に流れ出た資金が経済を大きくさせていきます。経済が成長すれば、当然企業は設備投資を増加させ、製品の増産を図ります。銀行は融資を繰り返し、融資金額の上昇により収益の向上が図れます。また、景気がよくなれば預金も多く集まり、資金が豊富に集まる事によって更に融資できる金額も増えていきます。景気が良くなれば良くなるほど、銀行の業績は拡大していきます。

中国では毎年GDPが前年対比で10%近い上昇をみせています。日本などではGDPの伸び率は良くても2%程度なので、比べてみるとその成長の大きさが分かります。毎年大きく成長する中国において、経済の要である銀行は、中国経済の成長と共に大きく成長していく業界であります。

日本の銀行だとメガバンクと呼ばれる銀行(三菱東京UFJ・三井住友・みずほ)などがありますが、中国のメガバンクはどのような銀行があるのでしょうか。中国では4つの大手銀行があります。中国工商銀行(01398)、中国建設銀行(00939)、中国銀行(03988)、中国農業銀行(未上場)です。中国工商銀行が中国において資産規模等で一番大きな銀行であり、次いで工商銀行・中国銀行・農業銀行と続きます。

メガバンク以外にも、いくつかの銀行が上場しています。メガバンク4行についで銀行業界5位の交通銀行(03328)、銀行業界7位の招商銀行(03968)、銀行業界8位の中信銀行(00998)があります。メガバンクに比べると資産規模などでは劣りますが、メガバンクに比べると個性的な銀行が多く、個人リテールに強い銀行や、クレジットカード業務に強い銀行など特色のある銀行です。

中国の銀行は、すでに世界でも有数の大型銀行となっており、世界の銀行の中で比べてみても時価総額で上位を独占しています。以前は、シティバンクやHSBC、バンクオブアメリカなどが上位を独占していたのですが、2009年時点の時価総額で1位中国工商銀行、2位中国建設銀行、3位中国銀行となっています。中国工商銀行は、世界の上場企業全ての中で時価総額4位になるなど、すでに世界レベルでも超巨大企業に成長しています。

すでに世界でも有数の巨大企業となっている中国の大手銀行。中国経済の発展と共に、更に成長する事が期待され、安定性もあります。株価の上昇だけでなく、配当もしっかりと出す銀行も多いです。グングンと株価が上昇するというような銘柄ではないですが、経済の発展と共にジリジリと伸びてくる株です。

中国株を始めるにあたって、ぜひ保有しておくべき株だといえると思います。中国株は怖いと思っている人にとっても、これほど世界的にも大きな企業で、銀行という保守的な業界の株であれば、安心できるのではないでしょうか。

どの銀行を選ぶかは、投資家個人の好みで決めればいいと思いますが、どの銀行にすればいいのか分からないのであれば、中国工商銀行に投資しておけばいいのではないでしょうか。中国最大の銀行であるので安定感があり、しっかりと配当金も出ます。中国経済や銀行業界に、万が一、何かあっても大きすぎて潰せない企業だとも言えると思います。

長期的に保有するのであれば、経済の発展と共に成長し、配当もしっかりと出す中国工商銀行を保有していく事が投資の安定感に繋がっていくと思います。ポートフォリオの要として保有できる銘柄です。



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